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599 :名無しさんだよもん :2006/09/27(水) 23:11:43 ID:FMfZ1RBB0
Kanon 『Refrain』
ttp://www.rr.iij4u.or.jp/~k-s/novel/index.html#refrain
をお願いしてみよう

レビュー

600 :名無しさんだよもん :2006/09/28(木) 12:23:38 ID:WU6SiKzt0
踏み。
SS自体はもう読んだのですぐにレビュー出来る

601 :名無しさんだよもん :2006/09/28(木) 12:32:06 ID:WU6SiKzt0
良いSSを見せてもらった。もう、この一言に尽きる。
間違いなく名作だと言えるSSだ。>>599ありがとう。

以下はネタバレ。

話の流れとしては真琴アフター。
真琴帰還物と見せかけて、実は別の狐だったという話。
その狐(まこと)は一弥と佐祐理に会いに来たという事で、当初は佐祐理を目の仇にしている。
(と言っても真琴が祐一に対してとっていた行動と同じ)

設定だけ見るとアレだが、中身が非常に上手い。
真琴ではないが、佐祐理とまことのために行動する祐一と美汐。
どう動けばいいか悩む祐一を、真琴の時にしてもらったように支える美汐。
祐一×美汐として見ても、その辺のSSより出来は良いと思う。

佐祐理は佐祐理で一弥に対する後悔の念と、まことへの愛情が描写されている。
間接的な第三者であるまことを間に挟む事で、その辺が上手く書かれてる。

名雪と秋子さんも出番は少ないが、ちゃんと家族しているし
舞もご都合主義じゃない程度に、ちゃんと佐祐理を支えてる。

何よりも捨てキャラが居ない。名雪、秋子さん、舞の出番は少なめだが、ちゃんと役割を果たしている。
これは普通に凄いと思うよ。うん。
奇抜な組み合わせであるが、第三者を挟む事で構成的にしっかりしている。

602 :名無しさんだよもん :2006/09/28(木) 12:34:23 ID:WU6SiKzt0
難点を挙げるなら、真琴の闘病生活が丸々バッサリカットされて、いきなり半年が経ってる点。
あとがきによると、あくまで祐一が主役なのでバッサリカットしたらしい。
これは人によっては違和感を覚えるかもしれない。

あと問題点と言えるかどうか微妙だけど最終回で祐一の子供を産んだのが、誰なのか語られてない。
まあ流れ的に美汐なんだろうけどね。


ともかく構成がしっかりしたSSでした。
心に残るSSを指定してくれてありがとう。

604 :名無しさんだよもん :2006/09/29(金) 14:24:31 ID:SORGr1y60
最近雑談とかゲリラとかが少ないな

と思いつつもksk

605 :名無しさんだよもん :2006/09/29(金) 19:33:55 ID:5FaMLbGx0
じゃあ雑談のネタ振ってみる。

ALLキャラ物って、どう思うよ。
特にKANONに多いと思うが、殆どのSSでは捌ききれてないように見える。
キャラを絞った方が良いんだろうか。どうなんだろ。

というか何でALLキャラ物って、人気が出たんだろうか。
やはりKANONだと「一人救えば他のヒロイン(名雪以外)が死ぬ」というイメージがあるからかね。
感動的な話の一方で、どこか後味の悪さもあるっつーか。

606 :名無しさんだよもん :2006/09/29(金) 19:43:38 ID:j/VB12Oo0
それだけのキャラが話として必要で、んで使えてりゃ問題ない。
ALLだろうがキャラ二人だろうが、出したキャラを活かせてないやつはダメだ。
けっきょくそれは作者の技量しだいなんで、いいか悪いかの条件として考慮する必要を感じない。
まぁ絞った方がコントロールや区別はしやすいだろうな。普通に考えて。

人気が出たことに関しては、全キャラ出せば間口を広げられる分、読んでもらえる、とでも安易に考えたんじゃねーの?
あるいはとにかく全員出したいだけとか。
ギャグやほのぼの話なら、別に理屈抜きで全員生きていても、俺は気にしないけど。

607 :名無しさんだよもん :2006/09/29(金) 20:57:59 ID:pgl0KYQx0
ALLには二つあると思う。
一つは全員もしくは殆どが祐一に救われて祐一ラブの、ハーレム物。
もう一つは全員出てくるが、設定の一部(真琴が元狐とか栞が病気とか)だけを利用した二次創作。

前者は殆ど全員が祐一好きと言う設定の縛りが入ってるので、話が展開しにくいと思う。
だから、他キャラを集り魔屋や、変態にして、特定キャラの立場を高めたりする。
また、話の展開上、祐一と誰かが結ばれるか、ハーレムで話が終わるかに限られる。
酷いのになると、祐一が交際宣言した後でも、諦めきれずにヒロインが集まってくる事さえある。
悪い意味で自己満足的な話が多いと言える。

後者は必ずしも祐一がヒロインを救ったわけではないので、祐一ラブの縛りが無い分、
あゆと真琴の話とか、栞と美汐の話とか、展開が広がる。
また、北川や久瀬が祐一の役割を受け持つ事も多く、キャラ改悪する必然性が少ない。

カノンは祐一の他にヒロイン5人、サブヒロイン3人(秋子さん含めれば4人)、サブキャラ2人(斉藤含めれば3人)、
最大13人、最低でも9人にもなる大人数なので、一編に全員出すには相当筆力がないと難しいし、
祐一が好きという設定も、この人数では話をつまらなくする縛りになってしまうと思う。
ただ、カノンキャラは個性的で話にしやすいのでALL物を否定はしない。

608 :名無しさんだよもん :2006/09/29(金) 21:59:04 ID:To0M4wBy0
ただ、ALLモノの場合だとキャラの書き分けが口癖と好物でしかなく、特にヒロインズの場合は単に記号の羅列に過ぎなくなっている。
それに対してサブキャラはそうした記号がないために、どうしても修飾過多になってしまうせいか、そのあたりにヒロインとの差ができてしまう。
また、全キャラ出したからと言って、扱いは作者の好みで変わってしまう側面もある。
それが結果としてキャラ改悪として伝わってしまう側面も多々ある。
このあたりのさじ加減は、かなり難しい部類に入ると思う。